富士通のPC事業が売却されるというニュースがありました。
NECもすでに売却されていて、日本の家電メーカーのPCはなくなりそうです。
今のスマホでもあるようにアプリやオプションをベタ付で販売するという手法が時代に合わなくなったのだと思います。
PCの価格がどんどん安くなって、ユーザーが自分で必要なソフトを選択できるようになったことで
日本的ガラパゴス手法の限界がきたのかもしれません。
そのPCの価格ですが、DELLでは最安のPCが4万円程度で販売されています。
しかし馴染みのOA機器業者に頼むと10万円以上します。
どちらが正しいのでしょうか?
DELLの場合は機器の選定からやらないといけません。
安いだけで選ぶと前の型になってしまって、期待したパフォーマンスが出ないことが多いです。
最安商品やチラシの商品だと型落ちが多いですね。
今なら第6世代CPUとDDR4メモリの組み合わせがお薦めです。
注文して数日~数週間でPCは宅配便で送られてきます。
開梱して、設置して、初期設定、必要なデータの移行等を自分でやらないといけません。
最後に箱や発泡スチロールと前のPCの処分をして完了です。
かかる時間は状況によってマチマチですが、自分でやるので安いですね。
OA機器業者に頼む場合は、極端に言うと何もする必要はありません。
「今のPCを入れ替えたい」と言えば、同じようなPCを選定して、持ってきて、設置・設定して、データの移行、箱などの後片付けまですべてやってくれます。
それに掛かる費用ですが、PCの代金プラス3万円~5万円くらいが一般的な料金だと思います。
i5でメモリが4GBでWindows10 Proの構成だとPCが8~10万円、ディスプレイが2万円、プラス設定費で15万円くらいになりますね。
当社は最安クラスでやってますので、配送、設置、初期設定、後片付けまでで8,000円~、プラスデータ移行は量と時間によりますが5,000円~が通常料金です。
税金等の関係でPCの購入費用に1割乗せさせていただいてます。
PCはDELLをお薦めすることが多いですね。保証がきっちり管理されているので保証書の管理が不要なことと修理でセンドバックの時に手間がかからないことが理由です。
価格はローエンドのPCは確かに安いですが、スペックを上げていくとそれほど安くはありません。
安いだけならLenovoやAcerが安いですが、Lenovoは中国資本で信用がイマイチなので薦めてません。Acerは修理の時の手間が面倒なので余り販売することはありません。
1つの目安として、PCは年間に2万円かかるという考え方もできます。
それなりに快適に使うためには、4万円のPCなら2年間、10万円のPCなら5年間程度しか快適に使えないということです。
これはPC本体の金額です。設置料金込みの金額ではありません。
業者に10万円払ったから5年使えるというのは無理で、せいぜい3~4年です。
ここを理解して、何年使うのか、設定費を別に払っているなら長く使う方がいいですから少々高くてもスペックの高い物を、自分でできるなら安い物を買って頻繁に入れ替えるという使い方がベターです。
最後に、今の時代PCを販売しても利益にはなりません。
冒頭でふれたようにメーカーも利益は出ませんが、量販店、OA機器業者のどれもが超薄利です。
それでもPCは必要ですからどこかが製造して販売する必要があります。
信用できるメーカー、販売業者、設置業者が生き残れなくて、信用できない業者だけにならないようにしてほしいですね。
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