前回のブログで情報セキュリティセミナーの話を書きましたが、その続きです。
セキュリティに関する内容は前回通りですが、余った時間で熊本地震からBCPの話へ移っていきました。
Buffaloの家庭用NAS(実売3万円程度)を使っていらっっしゃいますが、バックアップは取っていないということです。
「バックアップを取らなくても、ハードディスクが2枚あるから1枚壊れても大丈夫でしょ」とよく言われます。
しかし、大丈夫ではないです。本体が故障する可能性があります。
アイ・オー・データもBuffaloも安価な2ドライブNASを出していますが、これらはHDDの載せ替えができません。
本体が故障すると、修理するか新しいものに交換するかのどちらかです。
しかしその時にデータを取り出せなくなります。
専門の業者に依頼してデータを取り出すこともできますが、安くても3万、5万といった費用がかかります。
つまり安価な2ドライブNASを使う場合は、バックアップは避けて通れないということです。
外付けのUSB-HDDを繋いでバックアップを取るようにお願いしました。
しかしそれでも地震や火事、盗難に対する備えがありません。
以前から書いてますように、office365のOneDriveとSharePointがいいですよと薦めましたが、12人いらっしゃるんですね。
Office365のBusiness Essentialsは1人540円/月ですが、12人で6480円かかります。
1年で77,760円、5年で388,800円かかるので、今50,000円くらいで運用していることと比べると導入は難しいということでした。
社員で共有できるSharePoint、個々のデータをバックアップできるOneDrive、そしてスマホなどで外出先からでも簡単にアクセスできる、スケジュール管理もできるとメリットは理解していただいているのですが、費用がネックになるそうです。
とりあえずは役職者だけでも導入してバックアップを検討されることになりました。
5人くらいまででしたら、確実に安いんですけど10名超えると費用的に難しいと言われがちです。
もっと魅力をアピールできる説明ができればいいんですけどね。
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