SharePointの容量が増えました。
今までは組織で10GBと1アカウントにつき500MB増加でしたので、実際に共有ファイルを保存するスペースとしては小さすぎました。
今年の2月の半ばから、100倍の1TBになりました。
これはお客様から問い合わせをいただいてMicrosoftに確認して分かったことですが、正式な発表は2月の半ばにあって、それまでに少しずつ増量していってたそうです。
元々SharePointはファイルを保存する場所というより、社内のポータルサイトとして使うことをMicrosoftが想定していたと思います。
Office365をグループウェアとして考えたときに、メールや予定表はExchange Onlineで、ファイルの保存はOneDriveで、社内の連絡、掲示板などはSharePointで、でといった使い方ですね。
ただ担当者をアサインできない中小企業ではサイトの運営は現実には難しく、私もほとんど使い方を説明してきませんでした。
しかし容量が1TBになると話が違ってきます。
1TBの容量があるとほんどの中小企業のデータが賄えます。
アイ・オー・データやBuffaloのNASを使用している企業様の大半が、100GB未満、多いところでも数百GBの使用量ですので、そのすべてをSharePointに保存することができます。
そうすると個人データはOneDriveに、会社のデータはSharePointに、分けて保存することができます。
またSharePointもOneDrive同様、同期ツールを使ってPCのフォルダと同期することができるので、ブラウザのファイルをダウンロードする手間がありません。
但し、SharePointの同期は次世代のOneDrive同期ツールでは対応していないらしく、以前の同期ツールを使用する必要があります。
私の場合は、Windows10の環境で個人のOneDriveと組織のOneDriveは次世代の同期ツールで、SharePointは以前の同期ツールで同期しています。
Microsoftのサポートに聞いた結果、この使い方が一番安定しているそうです。
ほとんどNASが不要になるレベルに近づいてきましたね。
5人くらいの会社さんだと年間3万円くらいのライセンス料ですから、Office365のお得感がご理解いただけると思います。
最後に、SharePointはBusiness EssentialsかBusiness Premiumで使用することができます。
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