OneDriveには個人用の同期クライアントと
既存のOneDrive for Business同期クライアント、次世代のOneDrive for Business同期クライアントの3種類があります。
図は私のノートPCのタスクトレイですが、3つの雲のアイコンがありますね。
真ん中の白いのが個人用です。
右側「OneDrive-Business1」と表示されていますが、こちらは法人用で個人用と使っているソフトは同じです。
この2つが次世代のOneDrive for Business同期クライアントです。
そして左側の青い雲が既存のOneDrive for Business同期クライアントです。
使い分けですが、個人用にはandroidのスマホで撮った写真や個人的なファイルを保存しています。
OneDrive-Business1には、仕事で使う個人のファイルを保存しています。
左側のOneDriveは、これは実はSharePointという組織用の保存場所ですが、仕事で使う会社共有のファイルを保存しています。
Windows10、Windows8は、もともとソフトがインストールされています。
但しそのままでは個人用のアカウントでしかサインインできませんので、レジストリを編集する必要があります。
編集と言っても難しく考える必要はありません。
Microsoftが提供してくれているファイルを2つWクリックで開くだけです。
下記リンクをクリックしてzipファイルをダウンロードして解凍します。
http://go.microsoft.com/fwlink/p/?LinkId=717805
その中のDefaultToBusinessFRE.reg をWクリックして開きます。
セキュリティの確認メッセージが出ますので許可します。
次にEnableAddAccounts.reg をWクリックして開きます。
こちらもセキュリティの確認メッセージが出ますので許可します。
これで組織向けのアカウントでソフトを使用することができます。
個人向けのアカウントも同じソフトで同期できますが、個人向けは1アカウントのみです。
個人向けのアカウントは無料なので 、1人で複数アカウントを同期することができれば実質容量無制限のようになってしまいますからね。
対して法人向けのアカウントはいくつでも追加できます。
(3月にMicrosoftのサポートに聞いたところ実質の制限はないということでした)
但し、HDDの容量やPCの動作を考えるとそんなに多くはできないと思います。
Windows VISTA、Windows7は、同期ソフトをダウンロードする必要があります。
ブラウザでOneDriveのページを開くと、左下の部分にOneDriveアプリの入手というリンクがあります。
こちらのリンクからダウンロードしてインストール必要があります。
VISTAはサポート期限まであと1年になりました。
今のままでいくと消費税は上がらなさそうですが、買替は必要ですね。
ただ台数がXPほどではないので、そんなに混乱はしないと思います。
OneDriveの同期ソフトは何かと評判が悪かった時代がありました。
やっと安心して使えるようになってきたと思います。
最後にDropboxでは無くOneDriveを使うメリットをまとめてみたいと思います。
Dropboxは当時の学生が開発した画期的なシステムでした。それまでにもクラウドストレージはありましたが、アップロードが必要なものがほとんどの中で初めてフォルダに保存するだけでクラウドストレージと同期できるようになりました。
当時はとても感動したことを覚えています。
Dropboxには敬意を表しますが、実際に使用する上でのコスパなどを考えていきます。
1、まずコストです。OneDriveは1アカウント540円で1TBですが、Dropboxは1アカウント1TBで1200円です。
2、続いて企業としての信用度です。あまり意味はないかも知れませんが、Microsoftは恐らく10年やそこらで倒産することはないでしょう。そういった意味での基盤が違います。
3、日本にあるデータセンターを使用。日本で契約するOffice365は日本のデータセンターを利用しています。そのために目に見えない安心感もありますし、物理的に転送速度が速いです。
以上3つの点からOneDriveに軍配が上がります。
その他メールや予定表も使える、SharePointやオンライン上のExcelやWordも使える、と
OneDriveを選ばない理由がないのでは?と言えるくらい充実してると思います。
もっと細かな補足を知りたい方はコメント欄から聞いてください。
今までSharePointに触れてこなかったので、次回はSharePointの話をします。
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