先日OneDriveを使えば簡単にバックアップが取れると書きました。
個人向け(無料)との違いを説明しておきたいと思います。
お客さんに説明しているときに無料もありますよね?とよく聞かれます。無料の個人向けのOneDriveもあります。もっと言うと無料のDropBoxや無料のGoogleDriveもあります。そして有料のそれらもあります。
それらの違いについて簡単に説明したいと思います。
まず無料の物ですが、一言で言うと容量が小さいです。
OneDriveで7GB、GoogleDriveで15GB、DropBoxで2GBしかありません。iPhoneの写真が2MB近いことを思うと到底満足な容量とは言えません。また写真など特定のファイルだけを保存するならいいですが、デスクトップやドキュメントのバックアップとなると安心して使うことができません。
もう1つは機密性や完全性が保証されていません。簡単に言うと情報漏えいしても無くなっても責任は負いませんということです。
そうは言ってもそれなりの大企業のやることなので、無くなったりすることはないだろうと高をくくって使ってらっしゃる方も多いと思います。しかし現実にブログなどで無くなったと憤っている方が一定数いらっしゃいますので、間違ってファイルを削除されたりすることは現実問題としてあるんだろうと想像できます。
無料だからと使い続けると万に一つの可能性でファイルが消えることもあるとなると、クラウドにバックアップを取っている意味など無くなってしまいます。
1アカウント500円~1000円程度なので是非有料サービスに加入してください。
料金の比較ですが、OneDriveは月額540円、1人1TB使えます。共有できるSharePointは組織で1TB使えます。つまり1人社長ならば2TBが540円で使えます。
続いてDropBoxは2通りあります。月額1200円、1TBの個人で使うためのDropbox Proと月額1500円、容量無制限、5アカウントからのDropbox Businessがあります。容量無制限はインパクトとしては嬉しいですが、実際の組織で1TB以上の容量を要求するところはほとんどありません。
最後にGoogleDriveです。月額500円と一番安価ですが、容量が30GBとかなり小さいです。またメールも含めた容量ですので実際の運用では追加が必要になると思います。
価格面を考えるとOneDriveに軍配が上がります。
またExcelなどのシートを開くことはそれぞれできるのですが、Excelで開くことができるのはOneDriveだけです。
残念なことにOneDriveのデスクトップアプリは完全とは言えません。タイプが今のところ3種類もあって、OSやOfficeアプリなどとの兼ね合いでどれが入っているか分かりにくいところがあります。Microsoftには1日も早くきっちりしたものを公開してほしいところです。
今回はそれぞれのクラウドストレージの比較を考えてみました。私OneDriveが一番だと思います(完全ではありませんが)。
是非検討してみてください。
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